心理学コラム

    人間関係の潤滑油『効果的な人の誉め方を覚えよう』

    効果的な人の誉め方を覚えて人間関係を円満にするコツを覚えよう。

    人の誉め方の基本・ストロークとは?

    会社の同僚やママ友、家族などとコミュニケーションを図るとき、可能な限り心地よい関係を築きたいものですよね。

    また、相手に対して褒めたい部分があったとき、どのように褒めれば良いのか分からないという方もいることでしょう。

    また、褒めるだけで人間関係が上手く行くの?と疑問を感じている方もいるかもしれません。

    しかし、褒めるという行為は、どのようなものであれ、相手の存在を認めているということに繋がります。

    人間は、自分の存在を認めてくれることで、心がゆたかになり、褒めてくれた人へも好意的な言動を返したくなるものだといわれています。

    このような褒めることを始めとして、相手の存在自体を認める言動のことを、心理学用語で「ストローク」といいます。

    ストロークの種類にはさまざまなものがありますが、ストロークを相手に与えることで、効果的な反応が出ることは事実だとされています。

    たとえば、子育てをしている母親が子どもを褒めて育てると、彼らは自己否定することなく、自信を持って育つ場合が多いですよね。

    また、会社などでの人間関係でも、相手を褒めることができる人は、結果的に人から慕われ、愛されることに繋がることもあるものです。

    あからさまに、無理をして相手を褒める必要はありませんが、相手の良い面を発見したときには、素直に「褒める」という態度が大切です。

    不思議なもので、ストロークを与えると、相手からも返ってくる場合が多いですし、多く相手に与えたとしても、自分も豊かになりますので、ストロークは溜まることはあっても、減ることはありません。

    気を付けて!条件付きストロークで褒めるのは辞めよう

    相手を褒めるというストローク。

    今度から、周りの人間関係の中で、これを意識しようと感じた方もいるのではないでしょうか?

    しかし、ストロークの与え方によっては、相手に不愉快さや不安などを与えてしまうこともあります。

    それは、どのようなストロークの与え方かと言うと、「条件付き」で、相手にストロークを与えるということです。

    条件付きストロークの具体例を見てみましょう。

    たとえば、あなたの同僚が抜群の営業成績を上げたとします。それを見ると、素直にすごいと思いますよね。

    そこで、一言褒めたいと思い、「○○さんって、営業成績が抜群なのですごいですよね!」と伝えたとします。

    たしかに、良い誉め言葉ですし、嬉しいのは事実でしょうが、「営業成績が抜群なので」という条件つきのストロークが入ってしまっています。

    人によっては、「営業成績のみにしか興味を持ってくれないのか」と感じたり、「営業成績を上げ続けなければ、認めてくれないんだな」と捉えてしまい、褒めたつもりが逆効果になる場合があります。

    本来のストロークの意味は、「相手の存在を認める言動」ですので、相手の存在自体を無条件に褒めることが大切になってくるのです。

    上記の例でいうと、「すごいですね。○○さんだからこそできるのでしょうね」というような褒め方にするとベストかもしれません。

    あなただからこそ、あなたの存在があるからこそという、「その人自身」に焦点を当て、ストロークを与えることを心がけましょうね。